頻度品の価格で圧倒するカネスエ
今年3月、東海地盤のディスカウンター、カネスエが滋賀県守山市の県道11号沿いにカネスエ守山店(冒頭写真)をオープンした。同店の裏手、約100mの至近距離には平和堂のフレンドマートスマート河西店があるほか、県道を600mほど南に下ればGMSのアル・プラザ守山も居並ぶ。周辺は明らかな平和堂のドミナント商圏だ。カネスエは域外から殴り込みをかけた形だが、果たして平和堂から地元客を奪うことに成功しているのか。それとも平和堂が地の利を発揮し、迎え撃っているのか。守山エリアの3店を訪ねた。
まず件のカネスエだが、同社はこれまで愛知を中心に、岐阜、三重、静岡に約90店を展開。標準フォーマットの「カネスエ」と小型店「フェルナ」の2業態を軸に強烈な価格を打ち出すローカルDSの雄だ。昨年11月に関西に初進出し、滋賀県大津市にカネスエ大津レイクサイドガーデン店をオープン。守山店はこれに続く関西2号店にあたる。
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