尖った品揃えが飽きられ始めたか
「ロピアさんとはうまくやっていける気がします」。平和堂の今上期決算会見の後、平松正嗣社長に直近の寝屋川の競合状況を尋ねると、どこか余裕すら感じさせる返答が返ってきた。
2020年9月にオープンしたロピアの関西1号店・寝屋川島忠ホームズ店(冒頭写真)は、細い通りを挟んで平和堂のSCアル・プラザ香里園と対峙。この2年間、熾烈な戦いを繰り広げてきた。ロピアは関西進出のために用意した2億~3億円規模の予算のほとんどを寝屋川に投じ、赤字覚悟の出血セールを展開。生鮮や独自商品の魅力でもって関西のお客にロピアの存在を知らしめた。対する平和堂はロピアのオープンに合わせて食品売り場の大改装を行い、地域客の支持を高めることで応戦を図った。