ラストワンマイル戦略で東京23区を深耕

 業務用卸最大手のトーホーが攻めのアクセルを踏み込んでいる。前期(2025年1月期)は不振が続いていた食品スーパーのトーホーストア事業から撤退。人材の半数近くがグループに残り、改めて業務用に集中する体制を整えた。3月には3カ年中計の2027年1月期目標数値を売上高2700億円、純利益48億円に上方修正。4月にはこれまでトーホーを率いてきた古賀裕之社長に代わり、奥野邦治新社長が就任。新体制の下、ここからさらなる成長を目指す。

 トーホーは、業務用食品卸売りのディストリビューター(DTB)事業、屋号「A-プライス」を中心に業務用食品の現金卸売りを行うキャッシュ&キャリー(C&C)事業、そしてグループ会社による店舗の内装やシステム、厨房機器など外食に必要な機能を総合的に提供するフードソリューション(FSL)事業の三つを手掛けている。

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