中小からヨーカ堂まで全国のSMが導入
とくし丸のサービスが勢力を拡大している。導入するスーパー(SM)は、1~2店舗の中小SMから地域の有力SM、さらにはイトーヨーカ堂のようなGMSにまで広がり、その数は142社に上る。これに伴いとくし丸の車両台数も増加。現在、850台から900台が稼働中だが、イトーヨーカ堂だけですでに50台を走らせており、しかも、早い段階で100台を目指す意向で、総稼働台数が目標として掲げる1000台に達するのもそう遠くはなさそうだ。
急速に存在感を増すとくし丸だが、むやみに提携先数を増やしているわけではない。新宮歩社長は、「年間20社ずつ増えていくようなペースが今の我々の実力。せかして加盟してもらうのではなく、体制が整い、やろうという意志が固まったところで一緒にやっていく」と、スピードよりも確実な歩みに軸足を置いている。