売上高構成比が過半を超えるドラッグストア

「売上高、利益とも過去最高を更新」。日用品卸大手のPALTACとあらた両社の2025年3月期決算説明資料に刻まれた文言は、日用品卸業界の好調な決算を伝えている。PALTACは、売上高1兆1880億円(前期比3.1%増)、経常利益316億円(同3.7%増)、あらたは、売上高9862億円(同4.5%増)、経常利益156億円(1.8%増)の実績。大木ヘルスケアホールディングス(HD)も、営業利益、経常利益は前期比2桁増の伸びを見せている。

 日用品卸の好調な業績に共通するのは、インバウンド需要の拡大、値上げによる商品単価アップ。また外出機会が増えたことで、既存品や新規商材と商品全般で売り上げが拡大したことだ。PALTACの商品分類別売上高では、医薬品が唯一前年を割った他は、化粧品、日用品、健康・衛生関連品すべてが前年を上回る売り上げを上げている。

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