販売数量が全温度帯で伸長
日本アクセスは前期、ドライ、チルド、フローズン、すべての温度帯で増収を達成、かつ販売数量ベースでも前年を上回った。各カテゴリーの売上高は、ドライが前期比3.3%増の9033億円、チルドが2.9%増の7713億円、フローズンが5.7%増の5405億円。もちろん単価上昇が押し上げた部分もあるが、数量で見ても、ドライ1.8%増、チルド1.4%増、フローズン2.8%増といずれも着実に伸長した。
「昨今の価格改定ラッシュの中で、メーカーさんは売り上げではなく、数量ベースで商品を管理されている。我々もそこに着目する必要があるだろうと」(髙倍正浩取締役専務執行役員)。その言葉通り、アクセスはグロッサリーを中心に取引数量を見える化し、毎月のレビューで徹底して追いかける取り組みを実施。数量の落ち込みを素早く察知し、そうしたカテゴリー・商品群には迅速に販促や企画を講じることで引き上げを図った。
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