中計2年目は3大戦略を加速し販売力と生産性の向上に挑戦

 昨年11月、平和堂の地盤である滋賀県に愛知県地盤のカネスエが進出、大津市に関西1号店を出店した。カネスエは今年3月にも守山市に新店をオープン。その2日後、平和堂は約150mと近接するフレンドマート河西店をローコスト・EDLP型のスマート業態に転換して迎え撃った。また、今夏には大阪・寝屋川市のアル・プラザ香里園の近くにバローが出店予定で、2020年出店のロピアも含めて三つ巴の戦いが繰り広げられる。さらに、兵庫・尼崎市でもフレンドマート尼崎水堂店の近くにオーケーが今夏出店を計画しており、各地で越境SMとの激突が続く。

 展開エリアの競争環境が激化する一方の平和堂は、中期経営計画(24~26年度)で定めた三つの重点戦略「子育て世代ニーズ対応」「HOP経済圏の拡大」「コスト構造改革の推進」を深化させることで競合に対抗。中計2年目の今期(26年2月期)は、1年目の手応えと課題を踏まえて販売力と生産性の向上に挑む。

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