競合のお株を奪う価格戦略で子育て世代のニーズに対応
「既存のスーパーに加えて、ディスカウントストア(DS)の出店がかなり増えた。その上、食品強化型で集客力を高めたドラッグストアが九州からも北陸からも出てきている。価格競争はかなりシビアになっており、競合店と価格差があるようではお客様に選ばれる店にはなれない」と平和堂の夏原陽平専務執行役員は危機感を露わにする。
オーケーの進出をはじめとする関西圏の競争激化は、滋賀県地盤の平和堂に与える影響も大きい。すでにDSやドラッグストアに30~40代の子育て世代のお客を奪われていることもあり、平和堂では同世代を重点ターゲットに定め、ニーズ対応を強化している。