関西店舗が20店の大台に乗った

 関西初の「ロピアモール」だ。今年4月、大阪市住之江区にオープンしたロピア北加賀屋店(冒頭写真)は銭湯の跡地にロピアが自ら開発した物件。居抜きを主戦略とする同社がモールを一から手掛けるケースは関東でも数が少なく、関西での勢力拡大をにらむロピアの本気度がうかがえる。

 同施設の売り場は2層で、テナントにはスギ薬局やダイソー、アパレルのあかのれんなどが入居している。中で1階の直営売り場はさすが気合の入った展開。随所に食材の新鮮さ、おいしさを打ち出すPOPが飾られているが、そんな中でひと際目を引くのが鮮魚売り場だ。対面で注文を受ける寿司カウンターには、握り寿司のみならず、1個5000円のケーキ寿司など驚きの商品を陳列。またロピアには珍しく、丸魚や流水にさらした貝も豊富に並べ、販売員をつけて売り込んでいた。視察日は土曜の昼時。時間帯もあるのだろうが、それでも店内には200人を超えるお客が回遊しており、勢いを感じさせた。

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