多くの地元民でにぎわうモール近くの公設市場

 最後に急成長を遂げるベトナムの小売市場の競争環境を見ていく。

 ベトナムでは国内組と海外組とが競っているが、ともに一番の競合相手はトラディショナルトレードと言われる、ウェットマーケット(公設市場)やパパママストアだ。2021年時点でベトナム小売市場の88%を占めているとされており、その存在は圧倒的。イオンなどのモダントレードはわずか12%に過ぎない。

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