ココカラの変貌ぶりは奇跡に近いと関係者は驚く

 ウエルシア・ツルハ連合の誕生が迫る中で、マツキヨココカラ&カンパニーの「脱同質化」戦略が一段と鮮明になってきた。新価値創出型の商品開発やDXを強力に推進して、同業他社との違いを出せる商品・サービスを提供。それによって顧客一人ひとりの購入金額を最大化し、メガドラッグストアに対抗していくということだ。

 ドラッグストア業界の絶対王者であったマツモトキヨシホールディングス(HD)が、業界トップの座を明け渡したのは2016年度。ウエルシアHD、ツルハHDに抜かれて、一気に3位に転落。その後も順位を落とし、業界6位にまで陥落した。ココカラファインとの経営統合で「首位返り咲き」を狙ったが、ウエルシアHD、ツルハHDがそれ以上のペースで規模を拡大。21年10月にマツキヨココカラ&カンパニーになって以降も、業界3位のままだ。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから

特集一覧