おむすび、パン、FFの強化に注力
ファミリーマートがワンハンド・小容量の中食の買い併せ対応を強めている。中でも主力の「おむすび」「パン」「ファストフード(FF)」の3カテゴリーに注力。ファミマならではの差別化商品を軸に、お客の選択肢を増やしながらニーズ対応をさらに強化する構えだ。
背景にあるのは、お客の購買行動の変化だ。木下紀之商品本部長補佐によれば、コンビニでの中食の需要は、弁当や麺といった1食完結型から、おむすび、パン、FFなどを組み合わせる買い方にシフト。しかもそれは老若男女を問わない傾向という。「ニーズの多様化で、シーンに応じて自分なりにカスタマイズする購買行動が顕著になってきている。また、インフレ下で1食当たりの金額をよりシビアにコントロールしたいというニーズもあるようだ」(木下本部長補佐)
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