磨き込みをかけた主力商品を相次ぎ投入

「おいしさがドまん中大作戦」。2024年度、アクシアルリテイリング(新潟県長岡市)が掲げた年度方針だ。商品政策において、おいしさを中心に据えることは同社が長年取り組んできた最も基本的なこと。それを今、改めて打ち出す理由はただ一つ、「品質を絶対に落とさない」という覚悟の表れだ。「インフレ下だと、どうしても価格に目が行きがちになる。気づけば今までと同じような見た目だけど品質が落ちていたり、いわゆるステルス値上げのようなことをしてしまいがち。そうした誤った方向に行かない、お客様の満足を決して損なわない、という思いを全社で共有している」と中川学常務取締役(原信ナルスオペレーションサービス常務取締役商品本部長)は力を込める。

 「おいしさがドまん中」に向け、惣菜分野でアクシアルがまず取り組んだのが、主力商品の磨き込みだ。販売量の多い商品群で、今一度お客の支持をがっちりとつかみに動いたのだ。

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