新フォーマット店を相次いで出店

 アクシアルリテイリングの店舗フォーマットが進化を続けている。同社は前期、新たな主力フォーマットと位置付ける「セントラルマーケット」の2号店、3号店を相次いで出店した。惣菜を中心に商品、売り場に工夫を凝らし、競合との差別化を打ち出している。

 昨年9月にオープンしたセントラルマーケットの最新店、小出東店(新潟県魚沼市)を訪れると、入口から伸びる充実のデリカゾーンに圧倒される。島什器で展開するサラダに始まり、壁面にはべーカリー、弁当、揚げもの、鉄板焼き、寿司、中華などがずらり。しかし驚くのはまだ早い。売り場で一際目立つのが、新しく導入した「365サイドディッシュ」のコーナーだ。従業員が中央の作業台でチーズを切り分け、その周りを囲むようにローストビーフやピクルスなどの副菜、ワイン売り場が並ぶ。種類ごとのチーズの紹介や、おすすめのペアリング提案など、情報発信もきめ細やか。思わずおつまみとワインをセットで買いたくなる売り場となっている。

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