EDLPと商品力向上で消費増税を乗り切る

 商品力と的確な価格訴求で、アクシアルリテイリングの2020年3月期決算は、増収、経常増益で着地した。営業利益、最終利益は減益となったものの、当初予想比では、営業利益が10億円、最終利益が6億円、それぞれ上回る結果となった。

 想定以上の業績を上げた理由には、新型コロナによる需要拡大もあるが、消費増税への対応策が奏功したことが大きい。「消費増税は何回か経験していたので影響はある程度想像できたが、キャッシュレスのポイント還元の影響は予想がつかなかった」(原和彦社長)という危機感から、「訴求力のある価格の打ち出し」、「新技術の導入」、「商品とサービスの磨き込み」に力を入れたのだ。

「訴求力のある価格の打ち出し」では、多彩な価格政策を打ち出した。まず、「パワープライス」というEDLP施策を強化し、対象商品をそれまでの350品目から450品目に拡大。昨年7月からは段階的に価格を切り下げ、訴求力を高めた。加えて1カ月から数カ月間、特売並みの価格で販売する「ロングプライス」を30品目で実施。さらに期間限定でPB30品目の増量企画も行なっている。

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