ハイペースの成長持続で大型店化と寡占化が進展

 2030年に売上高13兆円、店舗数3万5000——。日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は30年へ向けて、明確な目標を掲げている。24年度に初めて売上高10兆円を突破したドラッグストア業界は小売業で唯一の成長業態として拡大路線を突き進んできた。JACDSの調査によると、売上高は調査を開始した2000年度から25年連続で増加。足元では10兆6427億円まで積み上げている。直近5年の平均成長率は5.7%を超えており、仮にこのペースを維持すれば10兆円到達時と同じように、13兆円の目標を1年前倒しでの達成も可能だ。

 店舗数も2000年度から一貫して増え続けており、25年度は2万4536店舗。この5年で3200店舗以上も増加している。コロナ禍で高まったワンストップショッピングのニーズを取り込む形で調剤併設や食品強化を加速させ、そのため店舗の大型化も進んだ。店舗規模別では300坪以上が直近1年だけで927店舗増と大幅に増えており、大型店とされる150坪以上の比率は全体の7割近くに達している。調剤併設型フード&ドラッグというフォーマットは小商圏時代の勝ち筋でもあるだけに、ドラッグストアの大型化は今後も続くだろう。

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