消費者はヤオコーを「高い」ベルクを「安い」と認識

 祖業の青果や惣菜の品質に定評がある埼玉発のヤオコー。「ちょっと高めなスーパー」の印象が総じてあるが、アンケート結果にもそれが如実に表われた。「高い」と感じる企業としては上から6番目に登場、「安い」では12番目。その回答数の差は2.4倍で、同社を「高い」と感じる消費者が概ね多いことが窺える。さらにヤオコーを「高い」と感じる回答者に「安い」と感じるスーパーはどこかと問うと、最も多く名前が挙がったのがベルクだった。

 両社は店舗数の増加に伴い近年、特に創業地の埼玉県内で熾烈なライバル関係にある。同県内の店舗数はヤオコーが約100店、ベルクが約80店で、商圏が重なる店も多い。ヤオコーが「高い」と感じる理由は、近隣に点在するベルクの安さが関係しているのではないか――。両社の店舗に出向き、商品価格や売り場づくりなどから検証した。

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