出荷拠点数はイオングループが最多

 イオンリテール、西友、イトーヨーカ堂の御三家を除く、大手食品スーパー各社の首都圏ネットスーパー市場争奪戦はどんな様相を呈しているのか。

 表に主だったチェーンの展開状況をまとめた。ライフコーポレーションは、2022年度のネットスーパー売上高が首都圏と近畿圏で合計142億円になったことを明らかにしているが、他社は売上高そのものを明らかにしていない。

 競争力を占う上で参考になるのが出荷拠点数だ。全社とも店舗出荷型を採用している。その拠点数で最も多いのがイオングループだ。ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)傘下のマルエツ42店、カスミ27店、マックスバリュ関東17店と続く。そしてダイエーがマルエツと同規模の42店。これにUSMH入りが予定されているいなげやの11店、イオンの持分法適用子会社ベルクの16店を加えれば、計155店だ。

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