既存店好調で単体は30期連続の増収増益を達成

 人件費・物流費などのコスト増が続く中でもヤオコーの強さは揺るがない。2019年3月期は、営業収益4350億円(前期比104.8%)、経常利益174億円(同105.8%)の増収増益で着地。単体では30期連続の増収増益を達成した。

 業績好調の理由は、「既存店の売り上げの伸びと新店等の寄与」(川野澄人社長)で、前年比101.3%となった既存店売り上げを支えたのが、客単価だ。客数が同99.1%と減少した一方、客単価は同102.2%と拡大、売り上げを押し上げた。これは、固定客化の成果とも言える。昨年のカード会員の売り上げ比率は80.4%と、初めて8割を超え、1キロ圏内のシェアも前期比0.6ポイントアップの18.8%となった。

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