新店はチラシの積極配布で安さの認知向上を図る

 ヤオコーのDS、フーコットが着実に存在感を高めている。フーコットは、ヤオコー子会社のエイヴイをモデルに開発した業態で、広い通路、シンプルな什器、投げ入れカゴを多用した陳列、単品量販、精肉・鮮魚のPC加工、現金払いなどが特徴だ。2021年8月に1号店の飯能店(埼玉県飯能市)を出店、翌22年には、3月に昭島店(東京都昭島市)、8月に秩父店(埼玉県秩父市)、さらに今年9月26日に4号店となる深谷店(同深谷市、冒頭写真)を開店した。

 最新店舗の深谷店はJR高崎線籠原駅の北西約2kmの住宅立地で、900m圏には、ベルクフォルテ深谷店やベルクかごはら南店、さらに1.2km圏には生鮮テナントを備えたマミーマート籠原店と、周辺には有力なライバルが多い。その中にあっても、フーコットは既に消費者の支持を得ているようで、10月上旬、エリア内の店舗を見て回った際には、同店の来店客数が最も多かった。

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