豊富なPBが作る安さのイメージ

 アンケートで「高い」と感じる企業の上位2社(成城石井を除く)がイトーヨーカドーとイオン。ところが、イオンは、「安い」でも2番目につけている。「高い」と「安い」の回答数の差は、イオンが1.3倍であるのに対し、ヨーカドーは8.6倍と、イオンを大きく上回っており、ヨーカドーの方が「高い」印象が強い。果たして本当にヨーカドーはイオンよりも高いのだろうか。神奈川県相模原市、JR横浜線古淵駅前に道路を挟んで並び立つイトーヨーカドー古淵店(冒頭写真)とイオン相模原店で検証した。

 価格調査した食品50品目のうち、比較が可能だった39品目(PBを除く)を見ると、相手に比べ明らかに安い商品の数は、ヨーカドーが17、イオンが16で、価格がほぼ同じものが6だった。多くの消費者が「高い」「安い」の判断基準とする生鮮カテゴリーを見ても、どちらかが安い商品の数は両者ほぼ半分ずつで、イオンに安い商品が偏っていることはなかった。つまり、実際の価格を見ると、ヨーカドーの方が目立って高いわけではないということだ。また、平日昼すぎの食品売り場の客数を見ても、ヨーカドー、イオンともに160人ほどと違いはなく、それぞれお客の支持を得られている様子がうかがえた。

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