「毎日の食卓においしいエールを!」の政策テーマの下、丸大食品が2026年春季新商品15品、リニューアル品22品、計37品を投入する。「製法・素材」「時短・簡便」「健康・SDGs」の三つの価値で、物価高の節約志向が強まる中であっても、食生活の豊かさに貢献していく。また今年は2月の冬季五輪に続き、サッカー日本代表オフィシャルライセンス商品も販売する計画だ。丸大食品の池田知功取締役ハムソー事業部長は、「新商品、リニューアル品とともに、スポーツイベントを通じて売り場を盛り上げ、お客様の購買意欲を高めたい」と意気込みを語る。
燻製屋ブランドから「チョリソー」「ペッパー」「チーズ」を投入
ハム・ソーセージ部門の今季イチオシ商品は、主力ブランドである燻製屋シリーズの新たなラインナップだ。
燻製屋の販売動向は、直近2年を見ても好調に推移している。この勢いのまま、今季は新たに三つのフレーバー「旨辛チョリソー」「ブラックペッパー」「とろける濃厚チーズ」(冒頭写真)を投入する。酒のつまみや夕食のシーンに対応することで、朝食以外のソーセージ需要を掘り起こし、燻製屋シリーズ全体の底上げ、ひいては市場全体の底上げにつなげる狙いがある。
3品共通の特長は、燻製屋のこだわりである肉の旨みを生かす素材を選定していることだ。「旨辛チョリソー」は、ただ辛いだけではなく、コクのある辛さの唐辛子を選定。「ブラックペッパー」は、昨年限定販売した商品をブラッシュアップし、よりペッパーの風味を感じられるようにした。「とろける濃厚チーズ」はソーセージの旨みに負けないコク深いチーズを採用している。
開発担当者は「今回は多くの人に親しまれる味わいを選んだ。今年の秋季はよりお客様に新たなワクワクを感じていただけるフレーバーを開発中。継続して商品を出していくことで、燻製屋ブランドを活性化させていきたい」と力を込める。
時短・簡便の新機軸商品としては、「サラダチキンボール」「揚 鶏つくね」の2品を発売する。いずれも夏の酷暑の中で、火を使った料理をせずに済む利便性が売りだ。サラダチキンボールは、サラダチキンを一口サイズのボール状にしたもので、弁当のおかずやサラダのトッピングにぴったり。朝から暑い中での弁当作りに、火を使わずぱぱっと済ませられる便利な商品だ。
同じく「揚 鶏つくね」も夕食シーンや酒のつまみとしてすぐ食べられる一品。つくねを揚げることでしっかりとした食感を実現、強めに効かせた生姜が夏のさっぱりとしたものを食べたいニーズとマッチする。そのままで食べても美味しいが、トースターで温めることでさらに外側のかりっとした食感を引き立てることもできる。

「おうちでトルティーヤ」からタコスミートが新登場
調理加工部門からは、25年に発売した「おうちでトルティーヤ」シリーズの新商品、タコスミートを発売する。家族で食卓を囲むシーンを想定しており、子どもでも美味しく食べられるマイルドな辛さにこだわった。調理も不要で、温めてもそのままでもどちらでも美味しく味わえる。昨年発売した、同シリーズのトルティーヤ生地とのクロス販売も想定しており、味の相性も抜群だ。売り場はチルドを想定しているが、常温品であることから冷蔵ケースの前に陳列するなど、柔軟な売り場作りに対応できる。
このトルティーヤとの親和性が高い「パパッとシェフシリーズ タコライスの素」も注目の新商品だ。ひき肉を炒めて素を加えるだけでわずか6分で完成する手軽さが売り。料理に不慣れな人のために作り方の動画も用意、商品パッケージのQRコードから飛べるようにした。ひき肉はスーパーの精肉売り場の中でも比較的安価であることから、消費者の節約志向にもマッチする。
さらに一度終売した「鶏肉とじゃがいもでつくるカシミールカレーの素」の復刻版も春夏限定で投入する。名店の味を参考にしたストレートタイプのカレーで、黒みがかった色合いとさらさらとした口当たり、そして何よりあと引く刺激的な辛さが最大の特長だ。

復刻の理由について担当者は「15年の終売後も『復活してほしい』と多くのお客様から要望があったことに加え、まさに今、辛口ブームが到来していることが後押しした」と語る。復刻に当たっては当時の味わい以上にコクを強めるなど、微調整を加えており、バイヤーからも「やみつきになる味わい」と高評価を得ているという。
丸大食品は三つの価値を体現した新商品、リニューアル品を通じて、食卓に笑顔を、心にゆとりを届けていきたい考えだ。














