クスリのアオキホールディングス(HD)は医薬品を取り扱わず生鮮食品に特化した「スーパーのアオキ」業態を拡大する方針だ。4月30日には同業態2店舗目となる「千葉さつきが丘店」(千葉県千葉市)をオープン。JR総武線の新検見川駅から直接距離約2kmの場所で、隣にはウエルシア千葉さつきが丘店がある。営業時間は9時から22時まで。クスリのアオキHDは千葉市へ初出店となった。
同店はクスリのアオキHDが今年2月に伏見屋グループの事業譲受により取得した食品スーパー「トップマート」(10店舗)の転換店だ。クスリのアオキHDの青木宏憲社長(冒頭写真)は「隣にドラッグストアがあり、スーパーがなくなると困る地域でもあるので『スーパーのアオキ』に転換した。立地などを考慮して決定するが、同業態は今後も増えていくと思う。他のトップマート店舗はドラッグストアに転換する」と背景を明かす。
なお、「スーパーのアオキ」1号店は20年に買収した石川県の食品スーパー「ナルックス」の店舗をリニューアルした「アオキみずき店」(金沢市)だ。