漁業者の公務員化も検討すべき

 ——目下、日本漁業の最大の問題点はどこにあるでしょう。

 佐野 一番は、漁業者が減り続けていることです。資源があったとしても、獲る人がいない。特に厳しいのが沿岸漁業です。漁業は過酷な労働である一方、収入は必ずしも高くありません。現代社会が求める就業条件の変化に、産業として対応しづらいところがあるのです。まだ比較的生産性が高い沖合漁業や養殖、沿岸でも定置網漁などはなんとか残っていくかもしれません。しかしいわゆる刺し網、小型の底引き網など、これまで地域の漁業を支えてきた小規模な漁業は、現在の条件のままでは存続が難しいと思います。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから

特集一覧