三井不動産は、埼玉県三郷市に物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)三郷」が4月1日に着工したと発表した。外環自動車道と常磐自動車道を結ぶ「三郷IC」に近接し、都心から1時間以内にアクセス可能な立地に位置する。トラックで入荷した商品をその場で仕分けし積み替えを行うTC型物流施設で、竣工は2026年10月末を予定する。

 同施設は、「三郷IC」から約2キロと近接しており、都内配送に加え、関東一円の広域配送にも適した物流最適地に立地。最寄りバス停から徒歩3分、従業員駐車場を約130台用意しており、通勤利便性の高さから、遠方からの雇用確保を見込む。

 敷地面積は約2万405㎡、延床面積約4万6820㎡、地上4階建てのスロープ方式を採用。45ftコンテナ車両など大型車両にも対応可能なトラックバースやTC型物流施設に必須なトラック待機場を備える。従業員の働きやすさに配慮し、ラウンジや24時間対応可能な無人コンビニの設置、ドライバー専用の休憩スペースを設ける。

 また利根川など近隣4河川の氾濫に備え、主要設備の嵩上げ対策を実施。主要電気設備を屋上に設置し、非常用発電を72時間供給可能とするなど災害に強い施設づくりを目指す。屋上屋根全面に太陽光パネルを設置し、再エネ電力供給や屋内照明のLED化により省エネも推進する。

 雇用確保を促す従業員サービスとしては、近接する「三井ショッピングパーク ららぽーと新三郷」の各種クーポンの配布を行うなど、同施設と連携した取り組みが予定されている。