止めるに止められなかった「300円券」廃止を決断

 ヨークベニマルにとって、2026年2月期は大きな転換点になったと言えよう。9月に親会社であるヨーク・ホールディングス(HD)がセブン&アイHD傘下から、ファンドのベインキャピタル傘下となったことが最大の変化だが、それだけではない。コロナの打ち返しにと続けてきた「300円券」の配布を中止する、大きな決断を下したからだ。

 300円券は、ベニマルの恒例セール「いち・に・さんの市」で3000円以上購入のお客に配布していた割引券のこと。お客にとっては高単価の商品を購入するきっかけとなっており、実際配布中止後には、ビールの箱売りや住居用品、化粧品、ペットフードなどの落ち込みがみられたという。

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