衝撃価格「これ安」で域外DSの進出に対抗

 展開エリアの競争環境がかつてないほど激化する中、アクシアルリテイリングは価格と品質の両輪で真っ向勝負を挑んでいる。北信越を地盤とする原信・ナルス、北関東のフレッセイともに、前期はDSを中心とした競合の出店ラッシュに遭い、各地で有力店と激突。今年2月にはロピアがアクシアルのお膝元である新潟県長岡市、しかも原信古正寺店の真隣という挑戦的な立地に出店した。ここでアクシアルは価格政策のギアを一段踏み込み対抗。いつでも安い「パワープライス」、1カ月以上の期間限定で打ち出す「ロングランプライス」の2軸によるESLPに加えて、同店を含む3店舗では、さらに攻めた「これは安い!衝撃プライスダウン」を打ち出している。原和彦社長が「私も買い物に行きたくなるぐらい」と笑うほどの安さで集客力を高めており、その結果、この3店舗はロピアの侵攻をものともせずに売り上げ2桁増を実現している。

 実は、これはロピアの新潟1号店対策を踏襲したものだ。昨年5月、原信がドミナントを築く新潟市中央区にロピアが進出。約2kmの距離にある紫竹山店などの競争店で「これ安」を繰り出し、もともと人口の多いエリアで価格訴求を強めたことで売り上げが2桁伸長したのだ。原社長は「一回お客様を取られてしまうと、取り返すのはなかなか難しい。そこはもう競争なので、価格対応は相当激しくやっている」と明確な一方で「価格が我々の生命線ではない。何より大事なのは品質を磨いていくこと。おいしさは絶対に譲れない」と強調する。

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