ヨークベニマルが首都圏進出を検討していることがわかった。親会社であるヨーク・ホールディングスが9月3日に開催した経営戦略発表会で石橋誠一郎社長が明らかにした。

「いままでは県単位での出店を(セブン&アイ)グループ内でなんとなく決めていた。しかしながらお客様は県境をまたいで隣県で買い物することも多い」(石橋社長)として、ベニマルの現在の製造拠点や配送拠点から商品供給が可能なエリアで、具体的には埼玉、千葉、群馬で現在のドミナントの延長での出店が考えられないかの議論を始めているという。具体的な場所や出店数については、来期以降の中期経営計画の中で示していきたいとも語った。

 現在のベニマルの出店地域は福島、宮城、山形の南東北3県と、茨城、栃木の北関東2県の計5県となっている(子会社のマルニは岩手県でも展開)。