ヨークベニマルは1月27日、桑野店(福島県郡山市、写真)をリニューアルオープンする。店舗の老朽化から2021年11月より休業し改装を実施していた。NSC「ヨークタウン桑野」の核店舗で売り場面積は2206㎡。初年度年商21億円を目指す。

 同店が立地する郡山市の中心街は市役所があるほか、病院や企業も多く、人が集うエリアだ。店舗の1km圏内は40代以降の構成が郡山市平均よりも高く、単身・2人世帯が約7割を占める。これに対応するため、無駄なく使い切れる少量商品や簡便性の高い商品の構成を高める。店内に加工室を設け、店内の生鮮素材を使ったサラダやレンジ調理商品を提供する。また、店舗の2km圏内には小中高校が19校あり、子育て世代も多く住むことから、デリカの量目は幅広く揃えるほか、日常からハレの日までの提案を充実させる。

 鮮魚売り場では、刺身に注力し、丸魚を店内で調理した商品や上質な商品、少人数家庭向けの食べきりサイズを品揃え。調理済商品やフライパンメニュー、つまみなども展開する。  

 精肉売り場では、和牛赤身肉など自宅で焼肉を楽しめる材料ををはじめ、唐揚げ用鶏肉、馬刺しなどを販売。青果売り場では「簡単・便利・適量」をキーワードに、野菜や果物、カットフルーツやカットサラダも取り扱うほか、地元農産物コーナーを展開する。

 日配品売り場では地元の和菓子や洋菓子、パンなどのほか、「美味しく健康」をテーマに、冷凍食品コーナーではオーガニック商品などを品揃え。グロッサリー売り場でも地元商品、健康商品を扱う。近隣に学校やオフィスが多いことから「話題商品の品揃え」の要望に応え、珍しい調味料や韓国菓子を中心とした輸入菓子、日用品ではコロナ禍でニーズが高まったセルフケアコスメ商品を充実させる。

 デリカコーナーでは、定番の惣菜からハレの日のごちそうメニューまでニーズに合わせた商品を少量パックから大型パックまで幅広く展開。ベーカリーコーナーでは、「湯こね食パン」の焼きたて販売や焼成フランスパン、ピザの焼きたて販売を実施する。

 設備面では、買い物をしながら商品のバーコードをスキャンする「スキャンカート」を1月末より導入する予定だ。