ヨークベニマルは12月1日、塩釜店(宮城県塩竈市)をリニューアルオープンする。旧店は老朽化により昨年10月から休業していたが、同じ立地に再出店する。旧店で品揃えしていた衣料品の取り扱いをやめ、生鮮食品の鮮度にこだわった店づくりで年商14億円を目指す。

 同店の商圏は1㎞圏2万234人、9189世帯を想定。1~2人世帯が約6割を占め、65歳以上が全体の3割を占めるシニア層の多いエリアだ。

 足元のお客に頻度よく来店してもらうべく、603坪の売り場にて、特に「港町塩竃」ならではの魚介類を打ち出す。まぐろ、丸魚の品揃えを強化し、お客の要望に応じて魚の調理も承る。併せてデリカコーナーでは生寿司や海鮮丼を強化する。

 精肉売り場では「仙台牛」「仙台BEEF」などの品質にこだわった商品、時短商品を充実させる。また環境に配慮したノントレー商品も品揃えする。青果売り場では地元生産者の協力を得て、新鮮な野菜や果物を並べるほか、カットフルーツなどを豊富に展開する。

 地元商品やニーズ対応商品の扱いにも力を入れる。デイリー売り場では地域で人気の蒲鉾やお馴染みの豆腐・油揚げなどを展開。需要が高まる冷凍食品売り場も拡大する。グロッサリー売り場では地元でお馴染みの和菓子を取り揃えるほか、調味料や乾物にて少量サイズを提案し、近隣に多い単身者やシニアの取り込みを図る。

(冒頭写真は外観イメージ)