ヨークベニマルは11月18日に仙台上杉店(仙台市青葉区)をオープンする。同区への出店は7店舗目。

 出店地は、JR仙台駅より徒歩20分、「杜の都の迎賓館」と称された「仙台勝山館」の跡地。高層マンションが多く、店舗南西側には宮城県庁や青葉区役所など行政機関が集中し、学校や病院が多いのが特徴だ。近隣住民は単身世帯が6割を超え、40〜50代の働き盛り世代の構成比が高い。

 地上2階建て、売り場面積2027 ㎡の同店は、「仙台の新たな顔になるスーパーマーケット」をコンセプトに掲げ、生鮮とデリカを強化。同店ならではの買い物体験を提供する。

 強化カテゴリーの一つ、生鮮三品は新鮮さをウリに「じもの」を多数展開する。

 鮮魚売り場では、仙台市場直送の新鮮な丸魚をライブ感のある対面販売で提供するほか、旬のまぐろや盛り合わせも販売。精肉売り場では、仙台牛をはじめ、各産地の銘柄豚など、上質な商品を取り揃えるほか、健康ニーズに対応し、低脂肪商品を提供する。青果売り場では、仙台の新鮮な野菜をはじめ、同店オリジナルの手作りサラダや、季節の果実を使用したカットフルーツを並べる。また、隣接するイートインコーナーでは、ベニマル初の「生絞りオレンジジュース」を販売する。

 デリカ売り場では、ランチマーケットに合わせ弁当の品揃えを強化。魚惣菜・「レストランデリ」・「アジアンデリ」、オリジナルの「店内炊飯おむすび」などを提供。また、寿司では旬のネタを使った生寿司や日替わり海鮮丼を販売する。

 このほか、日配、ベーカリーでも、地元・宮城の品と、同店オリジナルの商品を数多く取り揃える。ベーカリーでは、新規商品の販売にも積極的に取り組み、ニューヨーク発の「シュプリームクロワッサン」も導入する。

 なお、初年度年商は22億円を見込んでいる。