ヨークベニマルは8月26日、栃木県宇都宮市に「ヨークベニマル宇都宮テラス店」を開店する。ベニマルとしては242店舗目、宇都宮市への出店は昨年2月オープンの今泉店以来、12店舗目となる。

 住友商事が手がける商業施設「ウツノミヤテラス」への出店。その隣には今年11月に大型コンベンションセンター「ライトキューブ宇都宮」が開業予定だ。ベニマルの店舗は売り場面積1752㎡(530坪)で、初年度年商は15億円を見込む。

 場所はJR宇都宮駅新幹線改札から約300mの立地。同駅には宇都宮市が進める次世代型路面電車(LRT)事業の「芳賀・宇都宮LRT」が乗り入れする計画があり、2023年8月に全線開業の予定だ。1㎞圏内の人口は約2万1000人、世帯数は約1万1000世帯。徒歩1km圏内には成城石井宇都宮パセオ店、たいらや城東店、アークスグループのフードオアシスオータニ宇都宮駅東店や、かましんカルナ駅東店などがある。

 商品面では、栃木県の食材、菓子、スイーツなどを積極的に取り入れて地産地消に力を入れるほか、駅前立地であることから惣菜、寿司、弁当、ベーカリーなどの売り場スペースを広げる。惣菜では、彩り豊かなプレートタイプの「大人様ランチ」や、季節の野菜を使用した弁当など、こだわり商品を提案。寿司はまぐろを中心に人気の食材や季節の食材を組み合わせた少量の生寿司「海鮮アラカルト寿司」を展開する。ベーカリーでは、外側はフランスパンの食感、中はもっちり食感の新商品「もっちり湯種の生フランスパン」や、ゴーダチーズを巻きこんだフランスパン「ゴーダチーズブレッド」など、食事パンの品揃えを強化するとしている。