9月16日から17日にかけて、一部の食品スーパーで販売された駅弁を食べたお客が嘔吐などの症状を発症していたことがわかった。製造元は青森県八戸市の吉田屋で、すでに商品の販売は行われていない。

 19日に埼玉県、福島県の保健所などが発表した内容によれば、ヤオコー、ヨークベニマル、イズミなどが16日から17日にかけて販売した吉田屋の駅弁を食べたお客の一部が嘔吐や下痢などの症状を発症した。ヤオコーでは「函館うにの箱めし」、「函館海宝 煌めくイクラと大玉ほたて弁当」、ヨークベニマルは「函館わっぱめし海鮮ミックス」、イズミは「北海道産 特選いくらの贅沢丼」を食べたお客から症状の訴えがあった。ヤオコーとベニマルでは17日以降、イズミは18日以降は販売していない。

 吉田屋は「原因が判明次第お知らせする」としている。またスーパー3社はともに管轄の保健所に報告するとともに、「今回の事態を厳粛に受け止め、再発防止に努める」とコメントしている。

(トップ画面は、厚生労働省の関連情報サイト)