イトーヨーカ堂は2月9日、25年度までに北海道と東北から営業を撤退することを明らかにした。

 また同日ヨークベニマル、ダイイチ、OICグループ(ロピアの運営母体)との間で、北海道・東北・信越エリアの一部店舗の事業承継などに関する契約を締結したと発表。譲渡する店舗と譲渡先、実施予定日は以下の通り。

 今回の発表で7店舗がロピアグループとなる。ロピアは東北地方では仙台市に昨年進出したばかりだが、この2年で北海道まで一気にエリア拡大が進み、広域展開企業となる。逆にヨーカ堂は首都圏を中心にした展開となる。業界地図が大きく変わることになりそうだ。(写真は後継企業と交渉中の北海道・福住店)

① OIC グループへの事業承継等に関する対象店舗

 (北海道)

⚫ イトーヨーカドー 屯田店  2024 年 08 月頃

⚫ イトーヨーカドー 琴似店  2025 年 01 月頃

 (青森県)

⚫ イトーヨーカドー 青森店  2024 年 08 月頃

⚫ イトーヨーカドー 弘前店  2024 年 10 月頃

 (岩手県)

⚫ イトーヨーカドー 花巻店  2025 年 02 月頃

 (新潟県)

⚫ イトーヨーカドー 丸大新潟店  2025 年 03 月頃(※1)

 (長野県)

⚫ イトーヨーカドー アリオ上田店  2025 年 02 月頃(※2)

(※1)株式会社丸大の株式譲渡

(※2)ヨーカ堂が運営する食品売場への出店(アリオショッピングセンターは営業を継続)

② ヨークベニマルへの事業承継等に関する対象店舗

(宮城県)

⚫ イトーヨーカドー 石巻あけぼの店  2025 年 03 月頃(※3)

(※3)株式会社サンエーの株式譲渡

③ ダイイチへの事業承継等に関する対象店舗

(北海道)

⚫ イトーヨーカドー アリオ札幌店  2025 年 03 月頃(※4)

(※4)ヨーカ堂が運営する食品売場への出店(アリオショッピングセンターは営業を継続)

④その他の店舗

(北海道)

⚫ イトーヨーカドー 北見店 閉店

⚫ イトーヨーカドー 福住店 後継テナントと交渉中

⚫ イトーヨーカドー 帯広店 ダイイチが営業継続

(青森県)

⚫ イトーヨーカドー 五所川原店 閉店

⚫ イトーヨーカドー 八戸沼館店 閉店

(福島県)

⚫ イトーヨーカドー 福島店 閉店

⚫ イトーヨーカドー 郡山店 ヨークベニマルが営業継続