地場スーパーを買収し、新エリア栃木に進出

 単独成長に見切り。今年7月、クリエイトSDホールディングス(HD)が発表した2030年5月期を最終年度とする新中期経営計画では、成長戦略の柱の一つにM&Aが掲げられた。ドラッグストア業界では珍しく、これまでほぼ独力で出店拡大してきた同社。だが、今後の持続的な成長に向けては、M&Aを駆使した新商勢圏への進出が不可避と判断。M&Aの専任チームを組成し、同業のドラッグストアに限らず、幅広い業態との連携を探るとした。

 中計発表後、動きは矢継ぎ早にあった。まず8月、事業会社のクリエイトエス・ディーを介し、東京都府中市などに9店を展開する調剤薬局のサンエフを買収。在宅調剤に強い専門薬局の知見を、クリエイトの調剤事業に取り入れる狙いがある。

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