地域医療に貢献する専門性を磨く

「地域のお客様にとって、より使いやすく、便利なお店になる」。2021年5月期決算会見席上での廣瀨泰三社長の発言に、クリエイトSDホールディングス(HD)の向かう方向性が端的に示されている。今期、22年5月期も神奈川県を中心に1都7県のドミナントを深耕。地域とともに成長する戦略として、改めて調剤併設店の拡大に注力する。またコロナ禍の変化に対応した改装、品揃えの見直しを推進。生鮮から調剤までを備えた大型店で「ワンストップ&ショートタイムショッピング」を実現し、ドミナントエリアの支持向上を目指す。

 今期、クリエイトはドラッグストアの出店40店に対し、調剤薬局50店、過去最高数の出店を予定している。高齢化によって調剤へのニーズが高まっていることに加え、薬剤師の採用環境が改善傾向にあることから、これを機に一気に強化に動く。調剤併設ドラッグストアの新規出店と併せ、既存店への導入も推進。今期末の併設率は39.5%にまで高まる見通しで、24年5月末にはこれを50%へと引き上げる計画だ。

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