東京は米の需要がひときわ高い
「我々(連合会)とパルシステム東京とで組織全体を支える構図になっている」。渋澤温之代表理事理事長(冒頭写真)が語るように、事業における東京の存在感が大きいのがパルシステム生活協同組合連合会の特徴だ。パルシステムは1都12県の13生協からなるが、東京はそのうち組合員数では54万人と全体の約3割、供給高では852億円と約4割を占める。また、他の主な地域生協と異なり、店舗を持たない事業スタイルのため、東京の宅配マーケットで需要を取り込むことが事業の生命線と言っても過言ではないのだ。
そんなパルシステムが目下、東京で支持を得るために重要な品目と見ているのが農産品だ。東京は他のエリアに比べて組合員一人あたりの利用単価が高い。パルシステム全体の一注文の平均単価(受注ベース)が6339円なのに対し、東京は6904円。その差を生み出す大きな要因が農産品であり、特には米だという。渋澤理事長は次のように指摘する。




 
			 
                       
                       
                       
                       
                       
                       
                       
                       
                      









