サンベルクスは10月24日、埼玉県川口市の「西川口ショッピングセンター(SC)」の1階にベルクス西川口店をオープンした。今年2月に閉店したイトーヨーカドー西川口店の跡地への入居で、同社の川口市への出店は初となる。

 SCは県道110号線の西川口駅方面下り車線側に面し、ニトリやケーズデンキなどが入居する。ベルクスの売り場は「毎日の買い物が楽しくなる仕掛け」にこだわって展開。週末のまとめ買いに便利なバンドル販売の強化、こだわり焼き芋、新鮮なネタで握った鮮魚寿司、こだわり銘柄牛コーナー、360度よりどり選べるお弁当コーナー、輸入菓子コーナーなどを揃えた。セルフレジも導入し、スムーズな会計を目指す。

 撤退したヨーカドー西川口店は1974年オープンの老舗店だった。2009年に「ザ・プライス」へ業態転換。その後、施設の老朽化によるスクラップ&ビルドを経て、20年に新生イトーヨーカドー西川口店としてオープンしたが、それから5年足らずで閉店することとなった。ヨーカドーの近年の迷走が象徴される店の跡地で、ベルクスがどんな商売を仕掛けるのか、注目だ。