ドーナツエリアの内側へ、競合ひしめく地で勝負

 今年6月、埼玉地盤のヤオコーがついに東京23区内に進出し、都内で一大勢力を築くライフコーポレーション、サミットと真っ向勝負に挑んでいる。

 その舞台はJR西荻窪駅から徒歩16分ほどの青梅街道沿いに立地する「ヤオコー杉並桃井店」。昨年6月に閉店したクイーンズ伊勢丹跡地への出店だ。周囲は高層マンションが立ち並び、新築も多い住宅街が広がる。そのためマーケットは肥沃で1km圏内には5.5万人(2.9万世帯)が住んでおり、30~50代の共働きファミリー層が最も多く、20~30代の単身者が続く。高級スーパーのクイーンズ伊勢丹が約20年営業していただけあって高所得者層が多く、新しい商品やトレンドへの感度が高い消費者も多い地域だ。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから

特集一覧