セブンとファミマは減収・営業減益
明暗分かれる。コンビニ大手3社の2025年2月期決算はローソンが唯一、単体で増収増益を確保。一方、セブンイレブン・ジャパン、ファミリーマートの単体業績はともに減収・営業減益に沈んだ。
うち減益となった2社だが、既存店売上高においてはいずれも前年比プラスで着地した。セブンイレブンは昨年9月、お客の低価格志向に対応する値頃戦略「うれしい値」を導入。これが一定の成果を上げ、上期は前年割れだった客数を通期でプラスに乗せた。ただし既存店の伸びは小幅に留まり、本部の営業総収入は前年に届かなかった。さらに原料高騰などによる粗利率の低下に加え、光熱費などのコスト上昇が利益を押し下げた。