大手コンビニチェーン4社の23年度中間決算は、企業間格差の拡大を如実に示すものとなった。業績面ではセブンイレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンの大手3社が揃って増収増益を達成。ミニストップは増益こそ果たしたものの、営業総収入は前年を割った。またコロナ前の19年度中間決算時との比較では、セブンイレブン、ファミリーマートが営業総収入、営業利益ともにコロナ前を上回ったのに対し、ローソンは営業総収入で上回ることができなかった。
次に日販だ。全店平均日販、既存店売上高は4社とも前年を上回ったが、その中でもセブンイレブン・ジャパンの存在が際立った。特に全店平均日販は、創業来初となる上期での70万円超えを達成。19年度中間時と比較して、4万2000円を上乗せした。