既存店売上高は前年超えも客数減に歯止めがかからない
事業モデルの原則である「24時間営業」が大きく揺らいだ2019年度は、コンビニエンスストアにとってまさに試練の年だった。上昇を続ける人件費、物流費に加え、加盟店支援の投資もかさんだ1年であり、大手チェーン各社には日々の営業で稼ぐ地力が今まで以上に問われることとなった。
中で強さを見せつけたのがセブンイレブンだ。大手4社中、唯一増収増益を達成。新レイアウト店が引き続き好調に推移したほか、日配、デリカの長鮮度化が進み廃棄ロスが改善、利益増に寄与した。