人流回復と独自商品好調で既存店が伸長

 コンビニの業績が上向いている。大手4社の2023年2月期決算は全店平均日販が揃って上昇。うちミニストップを除く3社は客単価の上昇に加え、人流の回復を背景に客数も伸ばし、水道光熱費の高騰を吸収して増収増益を達成した。今24年2月期も各社既存店は高い伸びを見込む一方、コロナ前から鈍化傾向にあった店舗純増数はいよいよ頭打ちの様相。出店頼みでない、新たな成長戦略の模索が急務となっている。

 22年度、コンビニの好業績を支えた要因の一つが独自商品の好調な売れ行きだ。各社、コロナ後の目的来店の需要に対応した品揃えを拡充。またNBの値上げが相次ぐ中で、価格以上の価値を付加した商品を強化。これらがお客の支持につながった。

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