日本のプラごみ排出量は米国に次いで2番目に多い

 地球温暖化防止と環境保護のため、プラスチック(以下、プラ)ごみを減らし、資源として循環させるための取り組みが世界の多くの国で進捗している。日本も例外ではない。

 海洋プラ汚染はここ数年非常に大きな環境テーマとして広く世間に認識されている。約1億5000万トンの海洋プラが存在する中、今も年間約800万トンが海に流入し続けている。海に流出したプラごみは細かく砕けたマイクロプラになり、魚などの生態系に深刻な影響を与えた結果、海の生物多様性は危機に瀕している。プラはその性質から半永久的に消滅せず、海に残り続けることが問題で、対策を講じなければ2050年には海のプラごみの総量が魚の量を上回るというショッキングな報告もある。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから