横綱相撲のファストリ、正念場を迎えたワークマン

 専門店は2023年も「衣」ではファーストリテイリング1強体制が継続、「住」でもニトリホールディングス(HD)が強さを発揮しそうだ。ただ物価高が継続する中で、23年後半はコロナ禍後のリオープン(経済再開)効果も一巡すると見られる。トップ企業は海外に活路を求める姿勢が鮮明になる一方、商品・価格戦略などで1段と真価が問われそうだ。

 衣料では「王者」ファーストリテイリングの堅調が続きそうだ。前22年8月期は売上高2兆3011億円(前期比7.9%増)、営業利益2973億円(同19.4%増)。続く今23年8月期も売上高2兆6500億円(前期比15.2%増)、営業利益3500億円(同17.7%増)と3期連続増収、2期連続での営業最高益を目指す(最終利益は為替差益などがなくなり16%減益計画)。

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