諸般の情勢により、あらゆるモノの値上がりが進み、企業物価指数は21年下期から前年同月比8~10%上昇、これに連動して消費者物価指数も今年4月から同比2%超で推移している。

 インテージの2022年7月小売店頭価格の調査によると、顕著な変化を見せたのが小麦関連品。小麦粉は本格的な値上げ前の20年平均比で113%、食パン同110%、パスタ同110%、袋ラーメン同112%と、2桁の伸びが見られ、輸入小麦の高騰が家計に大きなインパクトを与えている。今年4月に改定された半年間の輸入小麦売り渡し価格は1トンあたり7万2530円と前年下期比17.3%の上昇となった。

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