リスクを回避できると言い切れる状況では到底ない

 何も対策を講じなければ、2024年度はトラック輸送能力が産業界全体で14.2%不足する――。NX総合研究所が物流の「2024年問題」のリスクをこう試算したのは、22年10月。中でも深刻なのが食品で、加工食品は9.4%だが、加工食品や惣菜、外食の原材料としても不可欠の生鮮食品(農水産品)は何と32.5%も不足すると試算された。実に3割は運べない状況が生じると推計されたのだ。

 その24年問題がいよいよカウントダウンとなった。荷物を運べない状況は、果たして回避できるのか。

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