EC物流事業を拡大

  3PLを手掛ける丸和運輸機関がラストワンマイルを中心としたEC物流事業の拡大を図っている。同社の連結子会社である⽇本物流開発が基幹物流センターの三浦新センター(茨城県三浦市)を2023年6月に竣工する。

  同センターの開設によって既存物流センター4拠点を集約し、新規顧客の誘致を図る。特に参入が相次いでいるネットスーパーなどの中小EC物流事業者向けに、付加価値の高い流通加⼯を含んだ物流代⾏全般を行う。日本物流開発初の⼤型投資案件となり、今後のEC物流事業拡⼤の重要拠点とする戦略を掲げた。

 総額32億円を投じ、敷地⾯積1万6344㎡に建設⾯積1万8742㎡の倉庫を建設する。三浦市初の物流総合効率化法の認定を受けた特定流通業務施設だ。環境負荷の低減と省⼒化を図り、地域環境にやさしい物流を⽬指す。

  丸和運輸機関は、ECの流通加⼯で強みのある日本物流開発を20年8月に子会社化。今年4⽉には両社の協業による「デジタル営業推進チーム」を発⾜し、マーケティングの強化とEC物流事業のさらなる拡⼤を進めていく。

ECの基幹物流センター、土浦新センターの完成予想図

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