マクアケで洋酒歴代2位となる560万円以上の売り上げを達成

 「イーガンズ」「リーガル・ローグ」「マッド・マーチ・ヘア」。イントレピッド・スピリッツ・ジャパンが扱う世界中で愛されるプレミアムスピリッツがこの春、順次発売された。

 イントレピッド・スピリッツは昨年、日本法人を立ち上げ、洋酒販売に力を入れる国分グループ本社と販売協力体制を整えた。両社は家庭用への販売強化の方針が合致したことから、全国の量販店、コンビニ、EC、酒販店、2次酒卸など幅広い販路への展開を図る。

 畑幸男社長は「高級洋酒の主要な飲用シーンは、コロナ以降、業務用から家庭用に確実に切り替わりました。今後もコロナの蔓延とは関係なく、この流れは続くと見ています。酒類の営業力のある卸様とタッグを組み、販売に一層力を入れていきます」と家庭用市場への拡大に舵を切っている。

 イントレピッド・スピリッツ・ジャパンは日本市場で着実に実績を積み上げてきた。同社の代名詞となるコカの葉を原料とした高級リキュール「コカレロ」は、バーやクラブから人気に火が付き、20代、30代の若年層から圧倒的な人気を得た。すでに家庭用にも浸透しており、5000円台の高価格帯だが、スーパーなどでトレンドに敏感な若年層を中心に固定ファンを獲得している。

 「イーガンズ」は170年の歴史を誇る幻のアイリッシュ・ウイスキーで、ウイスキーファンから注目度が高い。発売前の商品だけを先行的に展開する応援購入サービスサイト「マクアケ」で、新作「コンヴィクション」を含めたプロモーションを今年2月、3月に実施した。結果、販売初日だけで180万円以上を売り上げ、購入者203人、560万円以上の売り上げを達成。マクアケの中で洋酒歴代2位の購入金額となり、大成功を収めた。

 購入者は40代、50代がメインで男性が9割を占める。1本最低価格5900円(税別)の高価格帯の本格ウイスキーを家庭で嗜みたいコアなウイスキーファンから高い支持を得た形だ。このマクアケの実績を得て、小売りの期待も高まっている。国分グループ本社を通じ、全チャネルへの新規取り扱いを進めている。嗜好性が強いことから、今秋冬にはイベントに合わせて、ギフトセットやグラスセットの販売も予定する。

「イーガンズ」の新作「コンヴィクション」
畑幸男社長は家庭用販売強化に舵を切る

世界で話題のスピリッツが日本初上陸

 同社は日本初上陸商品のスピリッツの投入によって、家庭用酒類市場の活性化も図る方針だ。その一つが、ウイスキーの原型ともいわれる、アイルランド最古の蒸留酒「ポティーン」の主力ブランド「マッド・マーチ・ヘア」だ。ポティーンの起源は6世紀にさかのぼり、世界最古の蒸留酒と言われる。中でも同商品は米国売り上げ№1で、米国のバーには必ず置いてあるメジャーな酒だ。アイルランドの蒸留所から5km圏内の農家が育てる最上級の大麦麦芽を厳選、伝統的な製法にこだわり小型の銅製単式蒸留釜で3回蒸留。仕上げにアイルランドが誇る天然水で調整し、個性的でありつつ、なめらかな口あたりを実現。ストレートやアイス、カクテルまで汎用性が高く、割材に最適なビールとの相性も抜群に良い。

 また欧州以外で世界初生産となるオーストラリア産ベルモットでは、「リーガル・ローグ」が日本初進出を果たす。2011年に誕生し、世界のベルモット市場に新風を巻き起こした。オーガニックのオーストラリア産ワインをベースに、先住民族・アボリジニの農家と提携したハーブ・ボタニカルを漬け込み、自然派原料にこだわった。健康に配慮しながら、春夏に需要の高いアペリティーボ(食前酒)として気軽に楽しめる。

 アイテムは「ライブリー・ホワイト」「デアリング・ドライ」「ボールド・レッド」「ワイルド・ロゼ」の4種類。パッケージやボトルには98%のリサイクル素材を使用し、家庭の棚に置いても映えるオシャレなデザインとなっている。

 畑社長は「一般的なベルモットは1000円台の商品が多いのに対し、同商品は500ml、2000円台後半の価格で価値が高い。当社の商品は価格を維持しながら、利益商材として強く打ち出していきます」と力を入れる。今秋頃には日本初進出となるブラジルが誇る地酒カシャーサ「フーバ」の発売も予定する。自宅で贅沢な時間を楽しみたいニーズが高まっていることから、日本初の高級洋酒を家庭用に積極的に提案。家庭用酒類市場を開拓していく構えだ。

アイルランド最古の蒸留酒「ポティーン」の主力ブランド「マッド・マーチ・ヘア」

世界初オーストラリア産ベルモット「マッド・マーチ・ヘア」の4種類

問い合わせ先

イントレピッド・スピリッツ・ジャパン株式会社

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