新生活様式が広く定着してきた中、社会構造の変化や消費者ニーズの多様化に対応し、エスビー食品は価値提案の強化による各種カテゴリーの市場活性化を図る。2022年春夏商品では、新商品31アイテム、リフレッシュ品33アイテムの合計64アイテムをラインアップ。発売後1年間の売り上げ合計目標(小売りベース)は66億円を目指す。
外食で人気が高まる「ハラペーニョ」をチューブ入り香辛料に
香辛料カテゴリーでは、辛さの嗜好の多様化に応え、チューブ入り香辛料「粗切りハラペーニョ」を新たに発売する。辛さの中に旨味がある青唐辛子のハラペーニョは、外食チェーンを中心に人気が高まっている。酢漬けにすることでまとまりのある辛さを実現し、粗切りのしっかりした粒立ちにより、ハラペーニョの爽やかな風味を感じることができる。パッケージ側面にはハンバーガーやピザ、パスタなど10種類のメニューを掲載し、汎用性を訴求する。同時に「粗切りトウガラシ」のパッケージデザインをリフレッシュ。バリエーションを拡充し、唐辛子にこだわった商品で新たな市場を創造していく。
また巣ごもり期間に大きく市場が拡大した洋風スパイスだが、今回「スマートスパイス」シリーズをリフレッシュし「五香粉」を追加発売。「量が多く使い切れない」「料理への使い方がわからない」という洋風スパイスへの不満に応え、キャップや裏面ビン部分に商品特徴や使用メニューを表記し、使い切りを促している。デザインも刷新しそれぞれのアイテムカラーを強調。商品名と素材が伝わりやすくなったパッケージで店頭での視認性を高めた。「五香粉」は、「魯肉飯(ルーローハン)」や「鶏排(ジーパイ)」などの台湾食ブームにより認知が拡大している。トレンドメニューをフックに、洋風スパイス使用のきっかけ作りをさらに喚起する。